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2017記事一覧
日本のすごいIT部門:②徹底したコスト管理ができるIT部門

徹底したコスト管理ができるIT部門 まず、最初にご紹介したいのは、某金融機関のIT部門である。この金融機関、兎に角、コスト管理がものすごいのだ。なお、紹介しやすくするために、仮にA社と呼ぼう。 …
日本のすごいIT部門:①日本のIT部門の中にもすごいIT部門がある

日本のIT部門の中にもすごいIT部門がある 筆者は、かれこれ25年以上、IT周りのコンサルティングに携わり、17業種のNo1/No2の企業をはじめ、多くの銀行、保険会社、製造業、流通業、運輸業、電力業などの…
なぜ落ちこぼれるのか?:⑦絶望的な状況にも希望はある

絶望的な状況にも希望はある ここまで、日本のIT部門が落ちこぼれていると述べ、その状況は単に部門の努力の問題だけではなく、部門を取り巻く環境にもその要因があるということを見てきた。落ちこぼれと言われる当事者になる、I…
なぜ落ちこぼれるのか?:⑥経営にもユーザーにも理解されていないがIT部門の仕事はそもそも難易度が高い

経営にもユーザーにも理解されていないがIT部門の仕事はそもそも難易度が高い この章の最後に、元も子もない話で締めくくりたい。それは、IT部門が落ちこぼれる大きな要因の一つは、そもそも仕事が難しいということだ。想像以上…
なぜ落ちこぼれるのか?:⑤日本企業はベンダーの支配力が高くIT部門のリストラクチュアリングさえできない

日本企業はベンダーの支配力が高くIT部門のリストラクチュアリングさえできない ここまでは、ITを利用するサイドであるユーザー企業自身の、日本企業が持つIT投資や活用の限界を見てきた。ここでは、ITの供給サイドであるベ…
なぜ落ちこぼれるのか?:④日本の供給過剰の産業構造はITを地獄に落とす

日本の供給過剰の産業構造はITを地獄に落とす 次は、競争環境の問題だ。 日本は、成熟産業であっても企業の数が多い。自動車会社の数。家電企業の数。銀行の数。化学企業の数。鉄鋼会社の数。製紙会社の数。広域TV会社の数。運…
なぜ落ちこぼれるのか?:③日本企業のトヨタ・シンドロームがITの有効活用を阻む

日本企業のトヨタ・シンドロームがITの有効活用を阻む 次の話は、日本企業が持つ企業文化が、ITにとって悪影響を与えることに言及したい。 女性の方には失礼な話かもしれないが、面白い話なので紹介させて頂く。「一歩前へ」と…
なぜ落ちこぼれるのか?:②日本の経営者にはITの改革で成功する条件が整っていない

日本の経営者にはITの改革で成功する条件が整っていない 次も、経営とITの関係の問題である。もっとも、ここで言及するのは、時間の問題である。経営者が経営できる時間と、ITが効果を出す時間のミスマッチである。 時間…
なぜ落ちこぼれるのか?:①日本の経営環境ではITは効果は出ない

日本の経営環境ではITは効果は出ない 日本のIT部門が25年間以上、落ちこぼれ続けていることは、前章で見てきた。当章では、なぜそうなってしまったか、産業的かつ社会的な背景を議論していきたい。 まず、最初に見ていき…
落ちこぼれの実態:⑧なぜ、日本のIT部門は、多くの企業で同じような問題を抱えるのか?

なぜ、日本のIT部門は、多くの企業で同じような問題を抱えるのか? 本シリーズは、この落ちこぼれからの脱却方法をひも解いていくことを意図している。なぜ、日本企業のIT部門がグローバル・スタンダードを導入することをやめる…