真の問題が何なのかを追求する

H.T2012年入社マネージャー

大手SIerから2012年にビズオースへ入社

※記事は2020年執筆時のものです

何を作るか(What)、なぜ作るのか(Why)

顧客の真の問題を解決するために 前職では大手SIerのSEとして、システム開発の要件定義からリリースまで担当していました。そこで、苦労して要件通り作ったものの、そのシステムが利用されない。あるいは、"欲しかったものと違う"と言われる。そんな経験をしました。そして、要件定義は、作ることが決まった後の工程だが、大事なのはその前。そもそもなぜ作るのか、真に解決したい課題は何なのかを定義する工程だと考えるようになります。その工程を担っているのが"コンサルタント"だと知り、転職を決めました。

多様 な職務内容を通して企業のITを俯瞰できるように ビズオースでは実に多様な仕事に取り組んできました。最初は、複数プロジェクトの横断管理チーム(PMO)で、進捗管理・課題管理・コミュニケーション管理などを担当しました。その後は、ITインフラの運用・保守管理の領域統括、IT中長期計画の策定、CRM(顧客情報管理)のシステム化構想や製品選定、基幹システム再構築の構想策定、CXの見直しに伴う業務ルール整備やコールセンター準備などです。アプリケーションかインフラか、システム化の上流か下流かなどの領域には縛られず広い範囲で企業におけるITというものを考え、実践する機会を得ています。

HOWからWHYに、求められる立場から求める立場に 転職して一番強く感じたのは、ビズオースでは、お客さまが真に求めているものが何なのか、それはなぜなのかを常に考えるという姿勢が非常に強く求められるということです。これは転職理由にも繋がることですが、SE時代は何を作るか(what)、どう作るか(how)を考えるのがメインでしたが、ビズオースに入社してからは、なぜ作るのか(why)を考えさせられます。
コンサルタントという職位で入社してから現在マネージャーという職位になり、今度は、"WHYを重視する”という姿勢を部下に対して要求しなければならない立場になりました。また、その姿勢から生み出す成果物の品質に対しても責任を持つ立場になりました。入社してしばらくは、自分が作った協議資料や成果物をマネージャーがレビューして、指摘を受けながら品質を高めていきます。マネージャーになると、当然ですが、自分がレビューする立場になります。レビューの質が、そのままクライアントに提供するサービスの品質になります。レビューの質を上げるためには、レビューをする前にメンバーよりも考え抜いて、ある程度自分なりの答えを持っておく必要があります。自分が担当するタスクについて思考する必要がある中で、さらに、メンバーのタスクについても思考する必要があるということです。そのような大変な思いを経て提出し、クライアントから「なるほど」「分かりやすい」「ありがとう」といった言葉をかけられた時の喜びはとても大きいものです。

自分もまだまだ成長し続けなければならない マネージャーになって自分が上司と呼ばれる立場ですが、今でも自分の上司との対話の時間はとても重要です。最近は、部下の育成についてよく上司に相談しています。タスクを振るときやレビューをするときに、そのタスクによって、その人に何を学んでほしいか、どういう点を伸ばしてほしいかを考える。あるいは、レビューによって、どういう視点をもってほしいか、など、常に部下の成長を考えるようになりました。部下の成長が思うように見られないようなときも、上司にアドバイスをもらっています。

主な経歴

業界 参加プロジェクト
国内大手不動産会社 インフラ基盤再構築の計画立案
国内大手不動産会社 インフラ基盤の運用・保守支援
美容関連メーカー 需要予測改善
美容関連メーカー ワークフローシステム導入
美容関連メーカー 経費精算システム導入
国内大手企画業 グループ会計システム刷新の基本構想策定
美容関連メーカー IT中長期計画策定
美容関連メーカー CRM(顧客情報管理基盤)構築
美容関連メーカー 顧客情報の問題調査と対応検討
エネルギー 業務効率化支援

クライアント企業の事業方針に沿ったIT戦略の策定・実行を担うCIOのブレーン役として、クライアント企業の成長の一翼を担えるようになりたいです。